【判例紹介】国賠訴訟の判例紹介

平成24年7月10日、東京地裁で判決言い渡しがあった、渋谷オンブズマンが渋谷区に勝訴した国賠訴訟の判決を紹介する。

(事案の概要)
渋谷オンブズマンが、渋谷区教育委員会に対して、2件の情報公開請求を行ったところ、いずれも公文書非公開決定処分がされたため、異議申立ををしたが、教育委員会が、原告の異議申立てについて、本件条例が定める渋谷区個人情報の保護及び情報公開審査会に遅滞なく諮問すべき義務に違反したことが違法であるとして、教育委員会に対して、国家賠償法1条1項に基づき、損害賠償金の支払いを求めた事案である。
(判決要旨)
情報公開請求の決定処分に対して異議申立がなされた場合、判例等によれば、諮問までに要する時間は、特段の事情がない限り、最長90日間であると解するのが相当である。
しかるに渋谷区は、1件については約10ケ月、もう1件については約1年2ケ月の期間を、諮問までに要している。
被告・渋谷区は①本件異議申立から間もなく取消訴訟が提起されている。②異議申立の件数が増加している。等の理由があるので違法ではないと主張するが、裁判所は、行政不服申立手続きは簡易な手続きにより国民の権利利益の救済を図るものであるから、迅速に審査会の審査を受ける権利は法律上の保護に値するものというべきであるとして、原告は、この権利を侵害されたことが認められるので、被告・渋谷区は慰謝料等55000円を原告に支払えとの判決が言い渡された。
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おめでとーーー
 
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