一昨日(4日)、本ブログに渋谷区議会純粋無所属の会・幹事長・堀切稔仁の名前で「要望書の訂正とお詫びについて」という記事が掲載されたが、読者の皆様より、事情説明の問い合わせが相次いでいる。
今後、数回にわたり、本件事情説明と渋谷区議会の特異な体質を読者の皆様にお伝えしていく。
10月1日に渋谷区議会の純粋無所属の会(堀切議員、笹本議員)が、代々木小学校のプレハブ建設工事に関して、下記の要望書を渋谷区教育委員会教育委員長・山本正旺に対して提出した。日本語として、おかしな表現もあるが、原文のまま掲載している。
2日の文教委員会で本件要望に関して、丸山高司議員(自民党)、下嶋倫朗(自民党)、沢島英隆議員(公明党)が、赤字の部分を撤回するように要求してきた。渋谷区議会のルール(明文化はされていないようである)では、文教委員会に係る要望を出す場合は、同委員長の承諾が必要で、その手続きがなされていないので、赤字部分は撤回しろということであった。赤字部分は撤回することになったが、文教委員会において、教育委員会に報告・説明を求めることは合意して、2日は閉会した。
翌3日の本ブログに下記の要望書を掲載したところ、委員会の冒頭において、丸山高司(自民党)、沢島英隆(公明党)が「赤字の部分は撤回している」「青字の部分は、委員会の合議によって決定したもので、要望によるものではない」と強弁し、退席して委員会を空転させたため、堀切議員はやむなく、赤字及び青字部分を削除し、更に、4日「要望書の訂正とお詫びについて」という記事を掲載し、教育委員会を追及するために、何とか委員会を開催させようとした。
その間、10月2日、3日の文教委員会は、この問題で空転し、ほどんど審議がなされていない。4日、5日も、代々木小学校に関しては審議されていない。何とも馬鹿げた話で、このような議会と議員に、区民の税金が費消されていることが悲しい。
健全な市民の目には、市民の素直な要望を区議会に届けようとした新人議員の行為が、意地の悪い古参議員の些末な手続き論によって潰された暴挙と映ることであろう。
渋谷区議会という所は、長く居ると脳みそが酸欠状態になるようだ。健全な市民の感覚を持っている堀切議員の脳みそには、市民が酸素を送り続けよう。堀切議員の活躍に期待しよう。
(渋谷オンブズマン代表 久保田正尚)
記
平成24年10月1日
渋谷区教育委員会委員長 山本 正旺 殿
代々木小学校プレハブ建設工事についての要望書
渋谷区議会 純粋無所属の会
時下益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、私共、純粋無所属の会は、代々木小学校の保護者や施設開放運営委員会等の皆様より、代々木小学校のプレハブ建設工事が、10月早々にも着手されるのではないかとの相談を受けております。本件情報の通りであれば、あまりに性急すぎる工事執行に対して、代々木小学校保護者の皆様や学校関連団体、地元の皆様は大変困惑しております。もし実際に工事を開始する予定であれば、教育長の先の議会答弁も踏まえ、保護者や学校関係者、地元の皆様に対し、より丁寧な対応と十分な理解が得られるように努めていただきたいと思います。
そこで、以下二点について要望いたします。
一、早急に代々木小学校の保護者の皆様に、着工前に工事説明会を行い、工事内容、期間、図面、対応、工事中の児童等への対応を説明すること、また同時に工事期間中の保護者要望を聞くため工事説明会の開催をすること。出来得ることであれば山谷小学校の保護者も参加できることが望ましい。
二、早急に代々木小学校の近隣住民、施設開放委員会や当校利用の関連団体等の皆様に、着工前に工事説明会を行い、工事内容、期間、図面、対応、工事中の緊急連絡先等の対応の説明をすること、また工事期間中の住民、各団体からの要望を聞くため工事説明会の開催をすること。
三、早急に渋谷区議会文教委員会での工事着工前の代々木小学校の工事内容、期間、図面、対応、工事中の児童、保護者、住民、関連団体等の対応の説明をすること、また渋谷区議会文教委員会で、工事期間中に開催した工事説明会で出された要望、その対応について説明の機会を設けること。今後の渋谷区、渋谷区教育委員会と代々木小学校の保護者、関連団体、近隣住民との、より良い関係と信頼関係のためにも、まずは早急に、工事着工前の各位への説明の機会を設けて頂きますよう要望いたします。渋谷区教育委員会の誠意ある対応を期待しております。
本日(3日)13:30からの文教委員会において、教育委員会は本件要望を無視することはできず、報告・説明を行うことになった。
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