スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【国賠訴訟】区議会議員の情報公開請求を拒否した事件

昨日報じた、渋谷区による、渋谷区議会議員・堀切稔仁に対する情報公開抑圧事件の詳細は以下の通りである。

1 平成23年7月29日、原告は、渋谷区長に対し、下記の2件の文書を情報公開請求した(甲2号証の1、甲2号証の2)。

「1 福祉部導入したNECのGPRIMEシステムの契約書。
 2 1のシステムの使用書全て。」
「1 平成22年度の福祉部全職員(本庁在職の者のみ)の全勤務日報と全超  過勤務手当て(時間の分かる文書)
 2 平成23年度の福祉部全職員(本庁在職の者のみ)の全勤務日報と全超  過勤務手当て(時間の分かる文書)4月分から6月分。

2 後述の本件条例第9条の2第1項が規定するように、原告は、情報公開請求した日(平成23年7月29日)から15日後の平成23年8月12日までに、渋谷区長から情報公開について可否決定を受けなければならないところ、渋谷区長は、原告の情報公開請求から約3ヶ月が経過した平成23年10月27日になっても原告に対し可否決定を行わなかった(なお、渋谷区長は、可否決定どころか期間延長の決定(本件条例第9条の2第2項)も行わなかった。)。
そのため、平成23年10月27日、原告は、被告の総務部総務部長柴田春喜に対し、どうして原告の情報公開請求について何らの応答も行わないのか尋ねたところ、柴田部長は、原告に対し、「堀切さんは議員だから議会の調査権を使って調査をして下さい。」、「議員が、情報公開請求を行うと、区長部局が混乱します。」、「堀切さんの情報公開請求について、開示の可否決定に向けた手続は何ら進められていません。」、「これからも議員である堀切さんの情報公開請求には応じません。」、「調査を進めるならば、議長を通して進めて下さい。」などと回答してきた。
柴田部長の回答に対して、原告は到底納得することができず、平成23年11月4日に再度説明を求めた(甲3号証)が、柴田部長は、10月27日と同様の回答をし、原告の情報公開請求に応じる気はないと述べた。

3 以上のような渋谷区長の対応は、区民であれば誰でも情報公開をなすことができるとする本件条例第5条の規定に明白に違反しており、渋谷区長が、原告の情報公開請求に応じないことは明らかに違法である。
このような渋谷区長の対応がまかり通るようなことになると、原告の「知る権利」が侵害され続けることになるばかりか、情報公開制度そのものの意義が根本から没却されることになるため、平成23年11月8日、原告は、御庁に不作為の違法確認の訴えを提起した(甲4号証)。
原告の情報公開請求に全く応じようとしない渋谷区長の異常な対応は、提訴前より新聞で報道され、世間の注目を集めていたところであるが(甲5号証)、原告の提訴は、各新聞が一斉に大々的に報道を行った(甲6号証の1ないし7)。

4 原告の提訴にも関わらず、平成23年12月19日、渋谷区長は、柴田総務部長をして「情報公開請求に対する取扱いについて」と題する文書を原告に交付させ、今後も原告に対して情報公開を行わない旨を表明した(甲7号証)。
そのため、平成23年12月22日に、原告代理人が、渋谷区長に対し、速やかに原告に対して情報公開を行わなければ職権濫用罪で告訴すると警告したところ(甲8号証)、渋谷区長は、平成23年12月28日、原告の情報公開請求に係る可否決定を行った(甲9号証の1、2)。そして、渋谷区長が、一転して原告に対し可否決定を行ったことは、新聞で報道された(甲10号証の1、2)。
渋谷区長が、原告に対して、可否決定を行ったため、原告が提訴した不作為の違法確認の訴えは、平成24年1月20日、訴えの利益がないとして却下された(甲11号証)。しかしながら、判決では、「本件各決定は、原告の本件各訴えの提起及び追行を契機としてされたものと推認される」(甲11号証3ページ)として、原告の請求を却下したものの、訴訟費用の負担を渋谷区に命じた。そして、上記却下判決は、実質的には原告の勝訴であるとして、新聞で報道された(甲12号証の1ないし4)。

5 以上のように、原告は、最終的には、情報公開請求にかかる文書を入手することができたものの、渋谷区長が、本件条例の趣旨を無視し、本件条例について独自の解釈・運用を行ったため、原告は、自らの権利の実現のために、訴訟を提起せざるを得なくなり、時間的経済的精神的負担を負った。また、被告の違法不当な行政運営の監視是正を自らのライフワークとしている原告にとって、民主主義の根幹を支える情報公開制度を根幹からないがしろにする渋谷区長の態度は絶対に看過することはできない。そのため、原告は、自らが被った精神的損害の賠償を求めて、本件訴訟を提起した。


以上のような状況の中で、渋谷区議会では区長与党会派が主導して、区議会議員の情報公開請求を制限する申しあわせて作ろうとして、堀切議員を押さえこもうとしたのである。
ここまで区長及び区長与党会派を揺さぶる堀切議員は、新人ながらあっぱれである。

スポンサーサイト

comment

管理者にだけメッセージを送る

No title

この行為に荷担した職員と区議の氏名公表願います

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
最新トラックバック
QRコード
QRコード
ブログランキング
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
なかのひと
なかのひと
カウンター
情報提供求む

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。